“頭高”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かしらだか85.7%
ずだか14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薄汚うすぎたない法衣ころもを着て、背には袋へ入れた琵琶を頭高かしらだかに背負っているから琵琶法師でありましょう。莚張むしろばりの中へつえを突き入れると
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
弁信は例の琵琶を頭高かしらだかに負いなし、茂太郎は盲者の手引をして行く者のように見えましたから、さのみ怪しむものもありません。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
(なぜ、きょうに限って、青眼につけてしまったか。いつものように頭高ずだかに振りかぶってしまわなかったか)
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)