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頭高
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かしらだか
ふりがな文庫
“
頭高
(
かしらだか
)” の例文
薄汚
(
うすぎた
)
ない
法衣
(
ころも
)
を着て、背には袋へ入れた琵琶を
頭高
(
かしらだか
)
に背負っているから琵琶法師でありましょう。
莚張
(
むしろば
)
りの中へ
杖
(
つえ
)
を突き入れると
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
弁信は例の琵琶を
頭高
(
かしらだか
)
に負いなし、茂太郎は盲者の手引をして行く者のように見えましたから、さのみ怪しむものもありません。
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
そうして置いて、弁信を舟から助け出したのですが、その時に弁信は、もう座前へ置いた琵琶を
頭高
(
かしらだか
)
に背負いこんで、杖をつき立てていました。
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
頭高
(
かしらだか
)
に負いなした生活のたつきの琵琶の天神がつかえる、その故障のために、よんどころなく、かぶり物を廃していたのかも知れないが、もう一つには
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
背中から
頭高
(
かしらだか
)
に背負いなしたものの、最初はそれを琵琶かと思いましたが、琵琶ではなくて、小法師の身にふさわしからぬ大きさを持った銀の一つの壺であります。
大菩薩峠:32 弁信の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
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頭へは急ごしらえの紙製の
兜巾
(
ときん
)
を置き、その背中には、前に弁信が背負っていた笈を、やはり
頭高
(
かしらだか
)
に背負いなして、手には短い丸い杖を持って現われたから、それを金剛杖だと思いました。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
“頭”で始まる語句
頭
頭巾
頭髪
頭脳
頭蓋骨
頭腦
頭上
頭陀袋
頭痛
頭顱