“非役”の読み方と例文
読み方割合
ひやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出るくいが打たれて済んで小普請、などと申しまして、小普請入りというのは、つまり非役ひやくになったというほどの意味になります。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
この時に下士の壮年にして非役ひやくなる者(全く非役には非ざれども、藩政の要路にかかわらざる者なり)数十名、ひそかに相議あいぎして、当時執権の家老を害せんとの事をくわだてたることあり。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
また今を去ること三十余年、かたばんとて非役ひやく徒士かちに城門の番を命じたることあり。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)