ふるわ)” の例文
お種は激しく身体をふるわせた。父が吟じたという古歌——それはやがて彼女の遣瀬やるせない心であるかのように、殊に力を入れて吟じて聞かせた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)