陰獣いんじゅう)” の例文
旧字:陰獸
彼はこの世において、全く異国人であった。彼はわば、どうかした拍子ひょうしで、別の世界へ放り出された、たった一匹の、孤独な陰獣いんじゅうでしかなかった。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
乱歩らんぽ氏の「陰獣いんじゅう」のことを言い出したという事——よし、明日から、この方面を徹底的に調べてみよう。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
江戸川乱歩えどがわらんぽさんの有名な小説に『陰獣いんじゅう』というのがありますが、あの内容なか紳商しんしょう小山田夫人おやまだふじん静子しずこが、平田ひらた一郎という男から脅迫状きょうはくじょうを毎日のように受けとる件があります。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)