トップ
>
阜
>
をか
ふりがな文庫
“
阜
(
をか
)” の例文
木立生ひ繁る
阜
(
をか
)
は、岸まで
下
(
お
)
りて、靜かな水の中へつづく。
薄暗
(
うすぐら
)
い水の
半
(
なかば
)
は
緑葉
(
りよくえふ
)
を、まつ
青
(
さを
)
なまたの
半
(
なかば
)
は
中空
(
なかぞら
)
の雲をゆすぶる。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
そが
奥津城
(
おくつき
)
どころに到りて「おくり火」焚くなりと教へられし一夜をわれは牧島村長の小高き
阜
(
をか
)
の上の家に宿りたりし。
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
呼子の市街を纏へる
阜
(
をか
)
の半腹には、
愛宕
(
あたご
)
、天満、権現、八幡などの諸殿堂、その他二三の寺院は緑樹のあひだに連り、かしこに
朱
(
あけ
)
の欄干はその半勾をほのめかし
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
涙に暮れる
枝垂柳
(
しだれやなぎ
)
よ、おまへの髮を
掻
(
か
)
きあげて、そら御覽よ、あすこを通る人を、
曙
(
あかつき
)
の
阜
(
をか
)
に立つ人を
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
川に沿ふて上ることしばらく、両岸の山あひ
蹙
(
しじま
)
り、渓せまく、煙しづかにして、瀬のおと
逾
(
いよ/\
)
たかし、南山の里に入れば緑なる
阜
(
をか
)
の上に皇后の祠を拝するの厳かなるを覚ゆ。
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
▼ もっと見る
むかうの
阜
(
をか
)
は入日のはての光を浴びて
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“阜(阜部)”の解説
阜部
は、漢字を部首により分類したグループの一つ。
康熙字典214部首では170番目に置かれる(8画の4番目、戌集の4番目)。
(出典:Wikipedia)
阜
常用漢字
小4
部首:⾩
8画
“阜”を含む語句
岐阜提灯
阜斯
岐阜
丘阜
岡阜
楊阜
阜頭
岐阜蔵
阜陵
阜兄
金阜散人
金阜山人
金阜
肉阜
涙阜
泰阜
岐阜県
岐阜提燈
岐阜堤燈
岐阜城
...