“長閉”の読み方と例文
読み方割合
のどけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐうしろの寺の門の屋根にはすずめつばめが絶え間なくさえずっているので、其処そこ此処ここに製造場の烟出けむだしが幾本も立っているにかかわらず、市街まちからは遠い春の午後ひるすぎ長閉のどけさは充分に心持よくあじわわれた。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)