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長椅子
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ソーファ
ふりがな文庫
“
長椅子
(
ソーファ
)” の例文
「おや、
此所
(
ここ
)
にいらっしゃるの」と云ったが、「
一寸
(
ちょいと
)
其所
(
そこい
)
らに
私
(
わたくし
)
の
櫛
(
くし
)
が落ちていなくって」と聞いた。櫛は
長椅子
(
ソーファ
)
の足の所にあった。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そしてグスはもう腰掛けてもいられぬらしく、
長椅子
(
ソーファ
)
の上にグッタリとノビていたが
烈
(
はげ
)
しく眩暈がしてくるという訴えであった。
葛根湯
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
獅子は、それから、酒の載っている
卓子
(
テーブル
)
の一方の側にある
長椅子
(
ソーファ
)
に背を凭れかけてゆったりと構えた。
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
南洋材のキャビネット。
黄緞子
(
きどんす
)
の
長椅子
(
ソーファ
)
。
安楽椅子
(
イージイチェア
)
。
山羊髯編輯長
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
これらの廊下には、高価な暗緑色のペルシャ
絨毯
(
じゅうたん
)
が敷き詰められて、諸所に
長椅子
(
ソーファ
)
や
棕櫚
(
しゅろ
)
や、龍舌蘭等の熱帯樹の植木鉢が飾られてある。
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
▼ もっと見る
「ほとんどしません。天候は荒れておりましたし、その航海は長くかかって海が荒れましたので、私はほとんど岸から離れて岸に著くまで
長椅子
(
ソーファ
)
に寝ていましたのです。」
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
女は寄り添うて同じ
長椅子
(
ソーファ
)
を二人の間に
分
(
わか
)
つ。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それでも
長椅子
(
ソーファ
)
の
背後
(
うしろ
)
、装飾戸棚、暖炉横の
洋琴
(
ピアノ
)
の陰、窓のカーテンの脹み、箪笥の扉、ありとあらゆるところはことごとく調べてみた。
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
すると彼女はそうっと病人を
長椅子
(
ソーファ
)
に寝かして、非常に上手に
優
(
やさ
)
しく介抱した。
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
内庭に面した扉の両脇には、
長椅子
(
ソーファ
)
が設けられて踊りを待つ間の来客が歓談している。顔見知りの夫人連の目礼に答えたような、そうでなかったような気もする。
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
母が弟と隅の
長椅子
(
ソーファ
)
で話しているところを見たと当主公爵も言っていれば、公爵夫人もまた言っている。
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
犬は怯え切ったようにただクウンクウンと啼いているばかりで、
長椅子
(
ソーファ
)
の下から出ては来なかった。
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
私は到頭自分の書斎の
長椅子
(
ソーファ
)
の上で、その翌晩とまたその翌晩とを明したが、しかも階下に眠っていたからとて、やはりどこからか
悲哀
(
トリステサ
)
の啼き声が聞こえてきはせぬかと
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
椅
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“長椅”で始まる語句
長椅