鍾繇しょうよう)” の例文
留守の鍾繇しょうようはもう逃げ出している始末、罵り合ってみたものの追いつかない。曹洪、徐晃も支え得ず、関の守りを捨てて走った。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鍾繇しょうようは、魏の大老である。野に隠れたる大人物とは、いったい誰をさしていうのか。叡帝えいてい忌憚きたんなくそれをげよといった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると、また一人、雲箋うんせんに詩を記して立った者がある。東武亭侯侍中尚書じちゅうしょうしょ鍾繇しょうよう、字は元常げんじょうであった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帝はやむなく、鍾繇しょうように詔書の起草を命じ、すなわち曹操を冊立さくりつして、魏王に封じ給うた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まず、鍾繇しょうよう太傅たいふとし、曹真は大将軍となり、曹休を大司馬となした。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長安(陝西省・西安せいあん)の守将鍾繇しょうようは、驚死せんばかりに仰天して、曹操のほうへ、早馬をもって、急を告げる一方、防ぎにかかったが、西涼軍の先鋒馬岱ばたいに蹴ちらされて、早くも、長安城へ逃げ籠る。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
太傅たいふ鍾繇しょうようは、否と、反対して
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鍾繇しょうようを相国に。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)