“錦橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんきょう50.0%
きんけう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
独美、字は善卿ぜんけい、通称は瑞仙ずいせん錦橋きんきょうまた蟾翁せんおうと号した。その蟾翁と号したには面白い話がある。独美は或時大きい蝦蟇がまを夢に見た。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
戴曼公はまた痘科を池田嵩山すうざんに授けた。嵩山の曾孫が錦橋きんきょう、錦橋のてつが京水、京水の子が瑞長である。これが池田氏のたまたま獲た曼公の遺品を愛重あいちょうしてかなかった所以である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
次で此年丙申にさきだつこと二十年文化丙子に、京水の養父錦橋きんけうが歿した時、わたくしは再び其子京水の事を語つた。わたくしは此に養父と書した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)