“嵩山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すうざん85.7%
かうざん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雷薄らいはく陳闌ちんらんなどという大将も、これでは行く末が思いやられると、嵩山すうざんへ身をかくしてしまうし、加うるに、近年の水害で、国政はまったく行き詰まってしまった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
劉根りゅうこんあざな君安くんあんといい、長安ちょうあんの人である。漢の成帝せいていのときに嵩山すうざんに入って異人に仙術を伝えられ、遂にその秘訣を得て、心のままに鬼を使うことが出来るようになった。
近頃は支那に派遣せられて大同だいどう府の千仏山や、洛陽の龍門りようもんや、または支那五獄の随一と言はれる嵩山かうざんあたりまで出掛けて往つて、古物といふ古物は何一つ残さず捜し廻つて