“すうざん”の漢字の書き方と例文
語句割合
嵩山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
星占書に天鶏星動けば必ず赦ありと見えるからの事だと述べ、また万歳元年嵩山すうざんに封じた時、大檞樹杪に金鶏を置いた由を記す。しかし支那に諫鼓また屈鼓が実在した証は外国人の紀行に存す。
又范蜀公と一緒に嵩山すうざんを尋ねたとき、各〻茶を携えて行った。温公は茶を紙袋に入れて居たが、蜀公は小さな木の盒を持参した。温公はそれを見て驚いて曰わく、君はお茶道具を持って居るのか、と。
洪川禅師のことども (新字新仮名) / 鈴木大拙(著)
戴曼公はまた痘科を池田嵩山すうざんに授けた。嵩山の曾孫が錦橋きんきょう、錦橋のてつが京水、京水の子が瑞長である。これが池田氏のたまたま獲た曼公の遺品を愛重あいちょうしてかなかった所以である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)