鋼鉄製こうてつせい)” の例文
旧字:鋼鐵製
素敵すてききをかけられてよくみがかれた鋼鉄製こうてつせいの天の野原に銀河ぎんがの水は音なくながれ、鋼玉こうぎょく小砂利こじゃりも光りきしの砂も一つぶずつ数えられたのです。
インドラの網 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
それからその死体から首をきり取って少しはなれたところへおき、その周囲へ二つの鋼鉄製こうてつせいのわなをうめた。
操縦席と計器盤と自動式操縦ボタンとが、鋼鉄製こうてつせいの大きなかごのようなものの中にとりつけられている。
宇宙の迷子 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大きな音がして、煙の中から、鋼鉄製こうてつせいの首がとんできて、壁にあたり、がらがらところげまわった。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
鋼鉄製こうてつせいの人造人間に命令電波をさっと送れば、たちまち鋼鉄の戦車となって、貴様たちを、いちごクリームのようにつぶし去るであろう。わが機械化兵団の偉力いりょくを、今に思いしらせてやるぞ