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鉦
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しょう
ふりがな文庫
“
鉦
(
しょう
)” の例文
(奪い取り合ううち、松明はぱったり地に落ちる。舞台は薄闇。二人は
思
(
おもわ
)
ず寄り添う。源右衛門の家より
鉦
(
しょう
)
の音。)
取返し物語
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
遠くからわかるように、
鉦
(
しょう
)
や太鼓でたずねるという話は、われわれの子供の頃までよく聞かされたが、交番という便利なものが出来ていたので、実際にはもうなかった。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
風が
土砂
(
どしゃ
)
をふきとばし、博士の
襟元
(
えりもと
)
にざらざらとはいって来た。どこかで
鉦
(
しょう
)
の音がするようだ。
霊魂第十号の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そして左の手に小さな
鉦
(
しょう
)
をさげて右の手に持った木づちでそれをたたく。単調な声でゆるやかな拍子で「ナーンモーンデー」と唱えると鉦の音がこれを請けて「カーンコ、カンコ」と響くのである。
田園雑感
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
不意に横丁から笛と太鼓と
鉦
(
しょう
)
との
騒々
(
そうぞう
)
しい破れかえるような音響が私の耳を
敲
(
たた
)
きました。
三角形の恐怖
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“鉦(
鉦鼓
)”の解説
鉦鼓(しょうこ)とは、雅楽で使われる打楽器の一つ。仏教で使用される場合は鉦(かね・しょう)とも称される。
(出典:Wikipedia)
鉦
漢検準1級
部首:⾦
13画
“鉦”を含む語句
鉦鼓
陣鉦
鉦叩
叩鉦
鉦太鼓
早鉦
鉦打
訪鉦
摺鉦
笊鉦
鉦紐
鉦打聖
鉦扣
鉦板
鉦次郎
鉦皷
鉦磬
退鉦
鉦鼓淵
陣鼓戦鉦
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