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鉄枷
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てつかせ
ふりがな文庫
“
鉄枷
(
てつかせ
)” の例文
その瞬間、私はもう
鉄枷
(
てつかせ
)
がつけられていないことに気づいた。しかしどこでいつそれが取りのけられたかを思い出すことはできなかった。
死刑囚最後の日
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
私がいかに自分の自我をうるさがってるかをあなたが知ってくだすったら! 私の自我は圧制的で
呑噬
(
どんぜい
)
的なのです。それは神が私の首に結びつけた
鉄枷
(
てつかせ
)
です。
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
「権利」を主張したあげくに、また一つ
鉄枷
(
てつかせ
)
をつけられるしまつだ。
二十歳のエチュード
(新字新仮名)
/
原口統三
(著)
一瓶
(
ひとびん
)
の水と、数粒の豆が浮いてる貧しい一皿の
汁
(
しる
)
とを、寝台のそばに置き、彼の
鉄枷
(
てつかせ
)
を調べ、
鉄格子
(
てつごうし
)
をたたいて検査した。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
暗闇
(
くらやみ
)
の中に恐ろしい
鉄枷
(
てつかせ
)
をそなえて待ってる梁の下に、彼らは押しやられた。腕をたれてる鎖と手をひろげてる首輪とは、そのみじめな者らの首筋をつかんだ。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
▼ もっと見る
銅貨の中に隠した針くらいの長さのその鋸で、錠前の
閂子
(
かんし
)
や、
鐉
(
かきがね
)
の軸や、
海老錠
(
えびじょう
)
の柄や、窓についてる鉄棒や、足についてる
鉄枷
(
てつかせ
)
などを、切らなければならない。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
枷
漢検1級
部首:⽊
9画
“鉄”で始まる語句
鉄
鉄瓶
鉄漿
鉄槌
鉄砲
鉄棒
鉄扉
鉄格子
鉄鎚
鉄柵