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野衾
ふりがな文庫
“野衾”の読み方と例文
読み方
割合
のぶすま
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のぶすま
(逆引き)
暗闇の多い坂上の屋敷町は、私をして若い女や子供が一人で夜歩きするとどこからか出て来て生き血を吸うという
野衾
(
のぶすま
)
の話を想い起させた。
山の手の子
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
最初に出て来たのは一つ目小僧、フラリフラリと
提灯
(
ちょうちん
)
を下げてすれ違うと、頭の上から
野衾
(
のぶすま
)
がバサリと顔を撫でます。
銭形平次捕物控:005 幽霊にされた女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
首尾
(
しゅび
)
よくゆけば、この
機会
(
きかい
)
に
大禄
(
たいろく
)
で家康にめしかかえられそうだし、まずくゆくと、またぞろ、
態
(
てい
)
よく
追
(
お
)
いはらわれて、もとの
野衾
(
のぶすま
)
に立ちかえらなければならない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
野衾(のぶすま)の例文をもっと
(5作品)
見る
“野衾”の解説
野衾(のぶすま)または飛倉(とびくら)は、江戸(現 東京都)に伝わる妖怪の一種。ムササビのような姿をしていると言われ、実在のムササビやモモンガの異称として野衾の名が用いられることもある。
(出典:Wikipedia)
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
衾
漢検1級
部首:⾐
10画
“野”で始まる語句
野
野原
野暮
野分
野面
野郎
野良
野路
野菜
野茨
“野衾”のふりがなが多い著者
水上滝太郎
泉鏡花
吉川英治
野村胡堂