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重用
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ちょうよう
ふりがな文庫
“
重用
(
ちょうよう
)” の例文
源中納言の従者の中に、あまり
重用
(
ちょうよう
)
されない男かもしれぬが、暗い紛れに庭の中へはいって、それらの行なわれるのを見て来て、
歎息
(
たんそく
)
を
洩
(
も
)
らし
源氏物語:51 宿り木
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
そして、帝の
重用
(
ちょうよう
)
はいよいよ厚く、彼の上には栄進が待つばかりで、やがて幾年ともたたないうちに、
殿帥府
(
でんすいふ
)
ノ
大尉
(
だいい
)
(近衛の大将)とまでなりすましてしまった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それにも
拘
(
かかわ
)
らず大殿様はじめ若殿様におかれましても、昔通りご
重用
(
ちょうよう
)
くだされ、家中の者もこの老人を
疎
(
おろそ
)
かに扱おうとは致しませぬ。これ皆君家のご恩であること申し上げるまでもござりませぬ。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
かくて彼は、東宮付きの一員となりおわせ、日がたつほど、端王の
重用
(
ちょうよう
)
いよいよ深かった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あまり
重用
(
ちょうよう
)
はされず、治承、寿永の乱世に、灸をすえたり、克明に日記をつけたりなどして、とにかく、あの風雲を泳ぎぬけたこの一人物なども、書けば、ひとつの主題になる。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“重用”の意味
《名詞》
人や物などを大切なものとして扱うこと。
その人を重んじて、重要な役に用いること。
(出典:Wiktionary)
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
用
常用漢字
小2
部首:⽤
5画
“重”で始まる語句
重
重畳
重宝
重々
重量
重石
重荷
重箱
重立
重大