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鄙見
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ひけん
ふりがな文庫
“
鄙見
(
ひけん
)” の例文
その
何人
(
なんぴと
)
の手になり、また
何
(
いずれ
)
の辺より出でたる云々の詮索は、無益の論なりとの説もあらんなれども、
鄙見
(
ひけん
)
をもってすれば決して然らず。
読倫理教科書
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
私は今日郷土史に
就
(
つ
)
いて
鄙見
(
ひけん
)
を述べたいと存じます。すなわち琉球の代表的人物が自国の立場に就いて
如何
(
いか
)
なる考えを
懐
(
いだ
)
いていたかということをお話致そうと存じます。
琉球史の趨勢
(新字新仮名)
/
伊波普猷
(著)
それについての
鄙見
(
ひけん
)
は他日に譲り差し当り述ぶるは、『
淮南子
(
えなんじ
)
』に〈景陽酒に淫し、髪を被りて婦人を御し、諸侯を威服す〉。その他古文に〈婦女を御す〉というが多い。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
然るに
鄙見
(
ひけん
)
はまったくこれに反し、人間の徳行を公私の二様に区別して、戸外公徳の本源を家内の私徳に求め、またその私徳の発生は夫婦の倫理に原因するを信ずるものなり。
読倫理教科書
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
別に情交の大切なるものあれば、両性の交際自由自在なるべき道理を
陳
(
の
)
べたるに、世上に反対論も少なくして
鄙見
(
ひけん
)
の行われたるは、記者の喜ぶ所なれども、右の「婦人論」なり、また「交際論」なり
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
鄙
漢検1級
部首:⾢
14画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“鄙”で始まる語句
鄙
鄙歌
鄙吝
鄙劣
鄙唄
鄙陋
鄙事
鄙夫
鄙俗
鄙猥