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邪念
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じゃねん
ふりがな文庫
“
邪念
(
じゃねん
)” の例文
と
腹
(
はら
)
からかまえどりをきめて
蛾次郎太夫
(
がじろうだゆう
)
、
邪念
(
じゃねん
)
をはらって
独楽
(
こま
)
を持ちなおし、
恬然
(
てんぜん
)
として四どめの
口上
(
こうじょう
)
を
反
(
そ
)
り
身
(
み
)
でのべたてた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
学校の図画、あれは形だけのものじゃ。形だけでは、ほんとうの絵にはならん。ほんとうの絵は心で描くものじゃ。心の
邪念
(
じゃねん
)
をはらって絵筆を
次郎物語:02 第二部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
お藤はたまり兼ねた様子で、薄暗い部屋の中へ、
邪念
(
じゃねん
)
のない——が、おろおろした顔を出します。
銭形平次捕物控:048 お藤は解く
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
そこには
邪念
(
じゃねん
)
が近づかないでしょう。ですから無心なものの深さに交り得たのであります。この世の美しさは無名な工人たちに負うていることが、如何に大きいでありましょう。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
邪念
(
じゃねん
)
がなくて、職業意識だけを身につける、八五郎という人間を考えたに過ぎない。
銭形平次打明け話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“邪念”の意味
《名詞》
邪 念(じゃねん)
悪意を秘めたよこしまな考え。邪心。
心の迷いから生じる妄想。雑念。
(出典:Wiktionary)
邪
常用漢字
中学
部首:⾢
8画
念
常用漢字
小4
部首:⼼
8画
“邪”で始まる語句
邪慳
邪
邪魔
邪推
邪気
邪悪
邪見
邪心
邪道
邪鬼