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遠々
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とほどほ
ふりがな文庫
“
遠々
(
とほどほ
)” の例文
水仙と寒菊の影、現なく
映
(
うつ
)
らふ観れば、現なし、
寂
(
さび
)
しかりけり。
近々
(
ちかぢか
)
と啼き翔る鵯、
遠々
(
とほどほ
)
とひびく浪の
音
(
と
)
。誰か世を常なしと云ふ、久しとも
愛
(
かな
)
しとも
思
(
も
)
へ。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
遠々
(
とほどほ
)
に消えてゆくものは雀のかげ、
冬陽
(
ふゆび
)
の名残、時雨も幽かにわたつてゆくが、ともすると、いつのまにやら雪になつてる。函根あたりは猶さらだ、白い白い雪の野山だ。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
雲間洩る寒き日すぢとなりにけり
遠々
(
とほどほ
)
に見る
雜木々
(
ざふきぎ
)
の
立
(
たち
)
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
雲間洩る寒き日すぢとなりにけり
遠々
(
とほどほ
)
に見る
雑木々
(
ざふきぎ
)
の
立
(
たち
)
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
遠
常用漢字
小2
部首:⾡
13画
々
3画
“遠”で始まる語句
遠
遠方
遠慮
遠近
遠退
遠江
遠山
遠音
遠眼鏡
遠路