“道真”の読み方と例文
旧字:道眞
読み方割合
みちざね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
園内には道真みちざねいらいの菅原家代々の墓所がある。五輪、白骨まで掘りちらされ、惨状、目もあてられぬ暴状と聞いたからである。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
博士は顳顬こめかみ拇指おやゆびで押へたまゝじつと考へ込んでゐると、都合よく道真みちざね公の歌がひよつくりと滑り出して来た。
(同月七日従二位にすゝみ玉へり)此密事みつじいかにしてか時平公のきゝにふれしかば、事にさきんじて 帝にざんするやうは、君の御弟斉世ときよ親王は道真みちざねむすめ室適しつてきして寵遇ちようぐうあつし。