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道中双六
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どうちゅうすごろく
ふりがな文庫
“
道中双六
(
どうちゅうすごろく
)” の例文
この歌で、五十三次の宿を覚えて、お前たち、あの
道中双六
(
どうちゅうすごろく
)
というものを遊んでみないか。
上
(
あが
)
りは京都だ。姉の御殿に近い。
海神別荘
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「夜通しあるいていたようなものだね」と東風君が気の毒そうに云うと「やっと上がった。やれやれ長い
道中双六
(
どうちゅうすごろく
)
だ」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
近松の『
道中双六
(
どうちゅうすごろく
)
』に在る
馬方三吉
(
うまかたさんきち
)
の情婦の父は年貢の滞りで
水牢
(
みずろう
)
に
這入
(
はい
)
っているとある、何だかそういう聯想も何処やら在るような心持がするのである。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
古いころの双六は今ある
一枚刷
(
いちまいず
)
りの
道中双六
(
どうちゅうすごろく
)
などとはちがって、
碁
(
ご
)
や
将棋
(
しょうぎ
)
と同じような
盤
(
ばん
)
の上の競技であった。そうしてその遊びをすることを打つといっていた。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
往来を
煽
(
あお
)
いで招くが、道幅の狭い処へ、
道中双六
(
どうちゅうすごろく
)
で見覚えの旅の人の姿が小さいから、吹飛ばされそうです。
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
今も、
道中双六
(
どうちゅうすごろく
)
をして遊ぶのに、五十三次の一枚絵さえ
手許
(
てもと
)
にはなかったのだ。絵も
貴
(
とうと
)
い。
海神別荘
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
双
常用漢字
中学
部首:⼜
4画
六
常用漢字
小1
部首:⼋
4画
“道中”で始まる語句
道中
道中差
道中奉行
道中合羽
道中奉行所
道中話
道中姿
道中笠
道中稼
道中師