“連𥉌”の読み方と例文
読み方割合
しばたた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手水場てうづば出来いできし貫一は腫眶はれまぶたの赤きを連𥉌しばたたきつつ、羽織のひもを結びもへず、つと客間の紙門ふすまひらけば、荒尾は居らず、かの荒尾譲介は居らで、うつくしよそほへる婦人のひと羞含はぢがましう控へたる。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
女はむせびて其処そこに泣伏しぬ。狭山は涙を連𥉌しばたたきて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)