逐払おいはら)” の例文
旧字:逐拂
今我が枕頭に座って居ったとすれば我はこれにむくいるに「馬鹿野郎」という肝癪かんしゃくの一言を以てその座を逐払おいはらうに止まるであろう。
病牀苦語 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
いやいや如何どう考えてみても其様そんな筈がない。味方は何処へ往ったのでもない。此処に居るに相違ない、敵を逐払おいはらって此処を守っているに相違ない。
五月三日の夜のは小田原勢がまだ勢の有った時なので中々猛烈であったが、蒲生勢の奮戦によって勿論逐払おいはらった。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
先ず第一に朝命をかろんじて早く北条攻に出陣しなかったこと、それから蘆名義広を逐払おいはらって私に会津を奪ったこと、二本松を攻略し、須賀川をほふり、勝手に四隣を蚕食した廉々かどかどを詰問した。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)