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逐払
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おいはら
ふりがな文庫
“
逐払
(
おいはら
)” の例文
旧字:
逐拂
今我が枕頭に座って居ったとすれば我はこれに
酬
(
むく
)
いるに「馬鹿野郎」という
肝癪
(
かんしゃく
)
の一言を以てその座を
逐払
(
おいはら
)
うに止まるであろう。
病牀苦語
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
いやいや
如何
(
どう
)
考えてみても
其様
(
そん
)
な筈がない。味方は何処へ往ったのでもない。此処に居るに相違ない、敵を
逐払
(
おいはら
)
って此処を守っているに相違ない。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
五月三日の夜のは小田原勢がまだ勢の有った時なので中々猛烈であったが、蒲生勢の奮戦によって勿論
逐払
(
おいはら
)
った。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
先ず第一に朝命を
軽
(
かろ
)
んじて早く北条攻に出陣しなかったこと、それから蘆名義広を
逐払
(
おいはら
)
って私に会津を奪ったこと、二本松を攻略し、須賀川を
屠
(
ほふ
)
り、勝手に四隣を蚕食した
廉々
(
かどかど
)
を詰問した。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
逐
常用漢字
中学
部首:⾡
10画
払
常用漢字
中学
部首:⼿
5画
“逐”で始まる語句
逐
逐電
逐一
逐出
逐次
逐返
逐々
逐天
逐落
逐攘