“おいはら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
追払50.0%
逐払30.0%
追攘10.0%
逐攘10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衆生しゅじょうは、きゃつばらを追払おいはらって、仏にも、祖師にも、天女にも、直接じかにお目にかかって話すがいい。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いやいや如何どう考えてみても其様そんな筈がない。味方は何処へ往ったのでもない。此処に居るに相違ない、敵を逐払おいはらって此処を守っているに相違ない。
「実に困るんです。どうか追攘おいはらって頂きたいもので……。」と、市郎も口を出した。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
門番や小使たちは、学生の手から校庭へ撒棄てられる引札をうるさがって、彼女を逐攘おいはらおうとした。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)