“おっぱら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
追払90.5%
押孕4.8%
逐攘4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「四十万円です」チャンは、こういうのは金持ではないから早く追払おっぱらうにかぎると思って、かんたんに返事をした。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「ぼっかり押孕おっぱらんだ、しかもでっかい、木魚講を見せつけられて、どんなにか、はい、女衆は恥かしかんべい。」
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
アハハハと笑って、陽気におどかす……その、その辺を女が通ると、ひとりでに押孕おっぱらむ……
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
女はそこを逐攘おっぱらわれると、外へ出ていつまでもぶつぶつ言っていた。そして男の帰って来るのを待っているか何ぞのように其処そこらをうろうろしていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「ああでも言って逐攘おっぱらわなくちゃ、遣切やりきれやしないじゃないか」お島はふるえるような声で言った。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)