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返答
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こたえ
ふりがな文庫
“
返答
(
こたえ
)” の例文
何か心当りの事でもないか、その以前に邸内で変死した者でもあるかと吟味したが、
何
(
いず
)
れも顔を見合せるばかりで
返答
(
こたえ
)
がない。
お住の霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
そのかげに何か重大な曰くが潜んでいるに相違ないと、普段からあまり面白く思われていない山城守のことではあり、一同へんに白じらと黙りこくって、誰ひとり
返答
(
こたえ
)
をする者もなかったのだが
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それは
何人
(
なんぴと
)
も
返答
(
こたえ
)
に
苦
(
くるし
)
む所であるが、
兎
(
と
)
にかく
此
(
こ
)
の物語はお葉と重太郎の最期を一段落として、読者と
別離
(
わかれ
)
を告げねばならぬ。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
父が
此
(
かく
)
の如き有様であるとすれば、
其
(
その
)
子の安否も甚だ心許ないものである。巡査は念の為に市郎の名を呼んだ。が、声は四方の岩に反響するばかりで、底には何の
返答
(
こたえ
)
もなかった。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“返答”の意味
《名詞》
返 答(へんとう)
呼び掛けに対して答えること。
呼び掛けに対して答える言葉。
(出典:Wiktionary)
返
常用漢字
小3
部首:⾡
7画
答
常用漢字
小2
部首:⽵
12画
“返”で始まる語句
返
返事
返辞
返報
返辭
返討
返詞
返咲
返却
返翰