“近国（きんごく）” の例文

旧字：近國

近国（きんごく）へうわさがもれては外聞（がいぶん）にかかわるというので、昨夜（ゆうべ）のさわぎはいっさい秘密（ひみつ）にするよう、家中（かちゅう）一統（とう）へ申（もう）し渡（わた）しがあって、ほどなく、躑躅（つつじ）ヶ崎（さき）一帯（たい）、つねの平静（へいせい）に返っていた。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

“近国”の解説

近国（きんごく）とは、律令国の等級区分の一つである。
律令制のもとで国家体制を整えていた古代の日本において、地方行政区画の一環として、畿内からの距離によって国を分けた。その結果、「近い位置にある国」が近国とされた（畿内の国は分類されない）。
(出典:Wikipedia)

近	常用漢字 小２ 部首:⾡ 7画
国	常用漢字 小２ 部首:⼞ 8画