踏処ふみどころ)” の例文
旧字:踏處
よじって伸ばす白い咽喉のどが、傷々いたいたしく伸びて、蒼褪あおざめる頬の色が見る見るうちに、その咽喉へくまを薄くにじませて、身悶みもだえをするたびに、踏処ふみどころのない、つぼまった蹴出けだしが乱れました。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もっとも線路の見当は大概おはずに着いてたけれども、踏処ふみどころが悪いと水田へはまる。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)