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踉蹌
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よろめ
ふりがな文庫
“
踉蹌
(
よろめ
)” の例文
われ眼を閉ぢ耳を
掩
(
おほ
)
ひ、心に聖母を念じて、又
眶
(
まぶた
)
を開けば、怖るべき夫人の身は
踉蹌
(
よろめ
)
きて
後
(
しりへ
)
に
踣
(
たふ
)
れんとす。そのさま火焔の羽衣を燒くかとぞ見えし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
新ばしの
袂
(
たもと
)
に夜あかしの車夫が、寝の足らぬ眼を
擦
(
こす
)
りつ驚くばかりの
大欠
(
おおあくび
)
して身を起せば、乞食か立ん坊かと見ゆる
風体
(
ふうてい
)
怪しの男が、酔えるように
踉蹌
(
よろめ
)
き来りて
銀座の朝
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
お源はこれ等の問答を聞きながら、歯を喰いしばって、
踉蹌
(
よろめ
)
いて木戸の外に出た。
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
巡査はいよいよ
悶
(
じ
)
れて、力一ぱいに強く
曳
(
ひ
)
くと、
彼女
(
かれ
)
も
流石
(
さすが
)
に
二足
(
ふたあし
)
ばかり
踉蹌
(
よろめ
)
いた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“踉蹌”の意味
《形容動詞》
よろめき、足取りが危ないさま。
(出典:Wiktionary)
踉
漢検1級
部首:⾜
14画
蹌
漢検1級
部首:⾜
17画
“踉蹌”で始まる語句
踉蹌中