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跡取
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あとと
ふりがな文庫
“
跡取
(
あとと
)” の例文
跡取
(
あとと
)
りの弟は
糟谷
(
かすや
)
をばかにして、東京へきても用でもなければ
寄
(
よ
)
らぬということもわかった。細君の顔はよりはなはだしく青くなった。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
復一が六年前地方の水産試験所を去って、この金魚屋の
跡取
(
あとと
)
りとして再び育ての親達に
迎
(
むか
)
えられて来たときも、まだこの谷窪に晩春の花々が咲き残っていた
頃
(
ころ
)
だった。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
二人は二、三年前からの仲でしたが、若旦那の
跡取
(
あとと
)
りを奉公人のお徳と一緒にすることは、どうしても伊勢屋の隱居が許さず、到頭
生木
(
なまき
)
を割いて、私が伊勢屋の嫁になつたのです。
銭形平次捕物控:287 血塗られた祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
其家
(
そこ
)
なら知つてゐるが、男の
跡取
(
あとと
)
りはなかつた筈ぢやないか」
銭形平次捕物控:287 血塗られた祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
跡取
(
あとと
)
りはまだほんの子供だといふ話を聞いて居たのでした。
銭形平次捕物控:032 路地の足跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
跡
常用漢字
中学
部首:⾜
13画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“跡”で始まる語句
跡
跡方
跡形
跡目
跡絶
跡切
跡部
跡戻
跡押
跡役