ちよう)” の例文
一、余、去年已来いらい心蹟百変、あげて数へがたし。なかんづく、ちようの貫高をこひねがひ、の屈平を仰ぐ、諸知友の知るところなり。
留魂録 (新字旧仮名) / 吉田松陰(著)
ゆゑに子遠が送別の句に「えんちようの多士一の貫高。荊楚深く憂ふるは只屈平」といふもこのことなり。しかるに五月十一日関東の行を聞きしよりは、またいつの誠字に工夫をつけたり。
留魂録 (新字旧仮名) / 吉田松陰(著)