“赤気”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきき50.0%
せっき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太微恒たいびこうの五帝星座を、不吉な赤気せききが貫いているよ。五諸侯星座が動揺している。おっ、いけない流星がした。ね、東北の方面へ。……ふふむ、どうもよくないなあ」
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しかし、硝子がらすを飛び、風にいて、うしろざまに、緑林になびく煙は、我が単衣ひとえの紺のかすりになって散らずして、かえって一抹いちまつ赤気せっきはらんで、異類異形に乱れたのである。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)