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賜餐
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しさん
ふりがな文庫
“
賜餐
(
しさん
)” の例文
かつ、朝廷の
賜餐
(
しさん
)
には馴れ、街の
銀盤
(
ぎんばん
)
玉杯
(
ぎょくはい
)
にも飽いているから、どんな歓待とて、彼の舌や眼を驚かすには足らない。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それからは
賜餐
(
しさん
)
の
宴
(
うた
)
げが張られるのである。持ち物を始末して叔母といっしょに席を出た。
萩
(
はぎ
)
のお廊下は往来する人で混雑し、中ノ口へ出るまでは叔母とはぐれそうになったこともある。
合歓木の蔭
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
翌四十五年の一月五日の新年宴会に
賜餐
(
しさん
)
がありました。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
別間のほうに饗応のしたくをして待っていた将軍家の側近たちが、追いすがるようにして、せっかくの
賜餐
(
しさん
)
をすすめると、光圀はいんぎんに恩を謝して
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
言ってみるなれば、
賜餐
(
しさん
)
の感は、そうした文化の日らしいおくつろぎに陪させていただいたことが、何よりもありがたくまた何よりなご馳走であった。(三五・一一・一一)
随筆 私本太平記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
奏楽がおこり、
奉幣
(
ほうへい
)
の式があって、やがて、
幄舎
(
あくしゃ
)
のうちの、
賜餐
(
しさん
)
となる。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
賜
常用漢字
中学
部首:⾙
15画
餐
漢検準1級
部首:⾷
16画
“賜”で始まる語句
賜
賜物
賜暇
賜酒
賜謁
賜宴
賜氷
賜盃
賜緋魚袋
賜題