“貸本”の読み方と例文
読み方割合
かしほん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
扨(さて)其黄昏(そのたそがれ)は、少(すこ)し風(かぜ)の心持(こゝろもち)、私(わたし)は熱(ねつ)が出(で)て惡寒(さむけ)がしたから掻卷(かいまき)にくるまつて、轉寢(うたゝね)の内(うち)も心(こゝろ)が置(お)かれる小説(せうせつ)の搜索(さうさく)をされまいため、貸本(かしほん)を藏(かく)してある件(くだん)の押入(おしいれ)に附着(くツつ)いて寢(ね)た。
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)