“貴男”の読み方と例文
読み方割合
あなた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヨシユキ、何か考えている? 惚れ/″\とわたしの俳優羅馬ローマ皇帝が。妾は貴男あなたに対する研究心を根気よく棄てない、まるでアラビアの貴婦人みたいに。
恋の一杯売 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
アレは、新田さん、貴男あなたひそかに作つて生徒に歌はせたのだと云ふ事ですが、眞實ほんとですか。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
その時の汽車の運テン手が、貴男あなただったのでご座います。そして、なんと言う貴男は親切なおかたでしょう。妾の母のタマシイのために、貴男は花環をたむけて下さいました。
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)