“貴姉”の読み方と例文
読み方割合
あなた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いゝエ、怒るどころか、貴姉あなた宜く来て下すって真実ほんとに嬉れしう御座います、局の人が色々なことを言っているのは薄々知っていましたが、私は無理はないと思いますわ……」
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
現時の不正なる勢力のうちに取り囲まれて居なさるのです、何故なぜ、姉さん、貴姉あなたは之を打ち破つて、幾百万の婦女子を奴隷どれいの境遇から救ふべき先導をなさいませんか、神聖なる愛情を殺して
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「ハア、あの五週間の欠勤届の期限が最早きれたから何とか為さらないとけないッて、平岡さんが、是非今日私に貴姉あなたのことを聞いて呉れろッて、……明朝あしたは私が午前出だもんだから……」
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)