“責任(せき)” の例文
町(まち)の小學校(せうがつかう)の校長(かうちやう)をしてゐた彼女(かのぢよ)の夫(をつと)は、一年間(ねんかん)肺(はい)を病(や)んで、そして二人(ふたり)の子供(こども)を若(わか)い妻(つま)の手許(てもと)に遺(のこ)したまゝ死(し)んでいつた。殘(のこ)つたものは彼女(かのぢよ)の重(おも)い責任(せき)と、極(ごく)僅(わづ)かな貯(たくは)へとだけであつた。
悔 (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)