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貝殻
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かひがら
ふりがな文庫
“
貝殻
(
かひがら
)” の例文
旧字:
貝殼
三人の王女は草の上に
坐
(
すわ
)
つて、ふさ/\した金の髪を、
貝殻
(
かひがら
)
の
櫛
(
くし
)
ですいて、忘れなぐさや、
百合
(
ゆり
)
の花を、一ぱい、飾りにさしました。
湖水の鐘
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
それと共に、花のない桜の木には、
貝殻
(
かひがら
)
のやうな花がさいた。あけ方の半透明な光にあふれた空にも、青ざめた
金
(
きん
)
いろの日輪が、さし昇つた。
かちかち山
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
二、三ときまへ着せかへて貰つたよい着物は、潮と汗でぐつしより
濡
(
ぬ
)
れ、縫目にはいつぱい砂がはいつてゐた。ほそつこい白い足は、
貝殻
(
かひがら
)
や小石の角で切られたのか、傷だらけであつた。
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
そこで真奈ちやんは、すぐ自分の応援してゐる甲虫の車をみんなはづし取つて、その代りに、自分の指にはめてゐたあはびの
貝殻
(
かひがら
)
で作つたきれいな
指環
(
ゆびわ
)
をぬいて、赤い糸の端つこにむすびつけました。
かぶと虫
(新字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
抵抗する事を知らない
貝殻
(
かひがら
)
のやうな女が
漁村
(新字旧仮名)
/
森川義信
(著)
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窓の外にはきら/\光る
貝殻
(
かひがら
)
のやうな、うつくしい花が一ぱいさいてゐます。どうぞ一しよに来て下さい。さうすれば
私
(
わたし
)
はあなたのお嫁さんになつて上げます。そして二人で楽しく暮しませう。
湖水の鐘
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
“貝殻”の解説
貝殻(かいがら、seashell)は、貝(軟体動物や腕足動物など)が外套膜の外面に分泌する硬組織で、代表的な生体鉱物のひとつである。
(出典:Wikipedia)
貝
常用漢字
小1
部首:⾙
7画
殻
常用漢字
中学
部首:⽎
11画
“貝殻”で始まる語句
貝殻島
貝殻葺
貝殻薬
貝殻虫
貝殻骨
貝殻杓子