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貔貅
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ひきゅう
ふりがな文庫
“
貔貅
(
ひきゅう
)” の例文
あれでせきばらいでもされたなら何千万の
貔貅
(
ひきゅう
)
といえども道を開けるに違いない。板倉の滑り方はなかなかうまいもんだ。うそじゃない。本人がそういっている。
五色温泉スキー日記
(新字新仮名)
/
板倉勝宣
(著)
けれども商売が
如何
(
いか
)
に繁昌するも、産業がなにほど隆盛に趣くも、はたまた個人の所得如何に
裕
(
ゆた
)
かに、国庫の歳入が幾ら充溢するも、更にまた
鉄艦
(
てっかん
)
海
(
うみ
)
を
蔽
(
おお
)
うも、
貔貅
(
ひきゅう
)
野
(
の
)
に満つるも
国民教育の複本位
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
これ
適
(
たまたま
)
以
(
もっ
)
て軍旅の
鋭
(
えい
)
を
殺
(
そ
)
ぎ、
貔貅
(
ひきゅう
)
の
胆
(
たん
)
を小にするに過ぎざるのみ、
智
(
ち
)
なりという
可
(
べ
)
からず。燕王と戦うに及びて、官軍時に
或
(
あるい
)
は勝つあるも、
此
(
この
)
令あるを
以
(
もっ
)
て、
飛箭
(
ひせん
)
長槍
(
ちょうそう
)
、燕王を
殪
(
たお
)
すに至らず。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“貔貅”の解説
貔貅(ひきゅう、「豼貅」と書くこともある)は伝説上の猛獣の名。一説には貔が雄で、貅が雌であるとされる。また、貔貅という語は一般に勇ましい兵卒のたとえとしても用いられる。
(出典:Wikipedia)
貔
部首:⾘
17画
貅
部首:⾘
13画
“貔”で始まる語句
貔子窩