“豆煎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まめいり50.0%
まあめい25.0%
まめい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本一のお嬢さんを妾なんぞにしやあがって、冥利みょうりを知れやい。べらぼうめ、菱餅ひしもち豆煎まめいりにゃかかっても、上段のお雛様は、気の利いた鼠なら遠慮をしてめねえぜ、盗賊ぬすっとア、盗賊ア、盗賊ア
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さて、皆さんは、町の子供たちが、よくこんな歌を唱つてゐるのを知つてますか。——男と女と豆煎まあめいり、つても煎つても煎りきれない……(笑声)可笑をかしくはありません。さういふ歌です。
ママ先生とその夫 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
牡丹屋では亭主の孫にあたるちいさな女の子のために初節句を祝うと言って、その雪の中で、白酒だ豆煎まめいりだと女中までが大騒ぎだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)