“護良”の読み方と例文
読み方割合
もりなが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もし、こよいをでず、朝廷が護良もりながの処置を明らかにらなんだら、六波羅中をあげて、彼は、彼独自の行動をおこさんと言ったのだな」
護良もりなが親王を迎へ奉つた楠木正成は、笠置陥落後も、関東の大軍を迎へて、奇計を以て之を悩ますこと二十日に及んだが、遂に孤掌こしやう鳴りがたきを知り、城に火を放つて自殺と思はせ
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
「ここにおわす御方おんかたこそ、今上きんじょうだい一の皇子みこにましまし、さきの比叡山天台座主ざす、ただ今はご還俗あそばされて、兵部卿大塔宮護良もりなが親王様におわすぞ! ……われらはお供の木寺相模」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)