“諸籠手”の読み方と例文
読み方割合
もろこて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は枯れたかやをたばねて松明たいまつの代りに振り照していた。その火に映った侍は三十五六の小肥りの男で、諸籠手もろこての上に朽葉色の直垂ひたたれを着て、兵庫鎖ひょうごぐさりの太刀を長く横たえていた。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)