“面籠手”の読み方と例文
読み方割合
めんこて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腰膚こしはだぬいで冷水摩擦をやる。日露戦争の余炎ほとぼりがまださめぬ頃で、面籠手めんこてかついで朝稽古から帰つて来る村の若者が「冷たいでしやう」と挨拶することもあつた。
水汲み (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
さてある日のことであったが、面籠手めんこてを着けた山県紋也が、弟子に稽古をつけていた。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)