調どり)” の例文
山王下から有明荘へつづく険しい小径を、今しも一種狷介な足調どりで上って行く黒ずくめの陰気な人物は、いうまでもない、警視庁捜査一課長真名古警視なのだ。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)