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ちょうほう
ふりがな文庫
“
調法
(
ちょうほう
)” の例文
「君のところへ来るのは一挙両得だね。必ず誰か仲間のものに会えるから、友達に御無沙汰ということがなくなる。
調法
(
ちょうほう
)
で好いよ」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
そして、こんな
調法
(
ちょうほう
)
ないい
茶
(
ちゃ
)
わんを
使
(
つか
)
ったことはない。それで、だれがこの
茶
(
ちゃ
)
わんを
造
(
つく
)
ったかおまえが
知
(
し
)
っていたなら、ききたいと
思
(
おも
)
ったのだ。
殿さまの茶わん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それは
腕
(
うで
)
っ
節
(
ぷし
)
が強くて、さながら町の英雄でした。町の英雄というのはどこにでもあり、どこででも
調法
(
ちょうほう
)
がられました。
銭形平次捕物控:349 笛吹兵二郎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
家康は、この好人物の、
調法
(
ちょうほう
)
なことを知っている。この人を、自家
薬籠中
(
やくろうちゅう
)
のものにして、秀吉に当らせたり、世上へ見せる偶像として、利用した覚えがあるからである。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
家郷病
(
ホームシック
)
は悲しいものだ。昨夜は種々の事を思出して半時間ばかり寝つかれなかった。お島の事を考えたら、
不図
(
ふと
)
お島の
従兄
(
いとこ
)
だという
彼
(
あ
)
の藪睨みの顔が目の前に浮んだ。藪睨みなんて、
調法
(
ちょうほう
)
なものだ。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
「此奴は
調法
(
ちょうほう
)
だ。
他人
(
ひと
)
の揚げた芸者で用が足りる」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“調法”の意味
《名詞》
調法(ちょうほう、ちょうぼう)
調伏のための呪法。
(出典:Wiktionary)
調
常用漢字
小3
部首:⾔
15画
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
“調法”で始まる語句
調法者