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誹謗
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ひばう
ふりがな文庫
“
誹謗
(
ひばう
)” の例文
かくして人は、其処にゐる凡ての人々に対して大なる
誹謗
(
ひばう
)
の声を挙げる事を敢てしないと共に、又多くの人々の期待を欺く事も敢てしない。
クラリモンド
(新字旧仮名)
/
テオフィル・ゴーチェ
(著)
其處なら
厭
(
いと
)
はしい記憶からも、煩らはしい侵入からも——僞りや
誹謗
(
ひばう
)
からさへのがれた安全な隱れ場所なのです。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
按ずるに「言海」の著者
大槻文彦
(
おほつきふみひこ
)
先生は少くとも鳥獣
魚貝
(
ぎよばい
)
に対する
誹謗
(
ひばう
)
の性を具へた老学者である。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
平生の談話、愁歎、
誹謗
(
ひばう
)
、
罵詈
(
ばり
)
、辨難等の如き狹隘なる利害なり。叙情詩人はたとひ情感を歌ふといへども、そは公情なり。再現情感なり。主觀の影なり。主觀の映畫なり。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
柔かき
臥床
(
ふしど
)
は英雄の死せんことを
希
(
ねが
)
ふ場所に非ず。
誹謗
(
ひばう
)
、
罵詈
(
ばり
)
、悪名、
窘迫
(
きんぱく
)
は
偶
(
たま/\
)
以て吾人の徳を成すに足るのみ。見よ清教徒は失意の時に清くして、得意の時に濁れるに非ずや。
信仰個条なかるべからず
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
▼ もっと見る
あはれ
侮蔑
(
ぶべつ
)
や、
誹謗
(
ひばう
)
をや、
大凶事
(
おほまがごと
)
の
迫害
(
せまり
)
をや。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“誹謗”の解説
誹謗(ひぼう)は、かつて中国にあった犯罪で、王や皇帝の悪口をいうことである。何が誹謗になるかの基準は明らかではなく、広く政治批判を罰するために用いられた。
(出典:Wikipedia)
誹
漢検準1級
部首:⾔
15画
謗
漢検1級
部首:⾔
17画
“誹謗”で始まる語句
誹謗者