“ひばう”の漢字の書き方と例文
語句割合
誹謗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平生の談話、愁歎、誹謗ひばう罵詈ばり、辨難等の如き狹隘なる利害なり。叙情詩人はたとひ情感を歌ふといへども、そは公情なり。再現情感なり。主觀の影なり。主觀の映畫なり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
柔かき臥床ふしどは英雄の死せんことをねがふ場所に非ず。誹謗ひばう罵詈ばり、悪名、窘迫きんぱくたま/\以て吾人の徳を成すに足るのみ。見よ清教徒は失意の時に清くして、得意の時に濁れるに非ずや。
信仰個条なかるべからず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
あはれ侮蔑ぶべつや、誹謗ひばうをや、大凶事おほまがごと迫害せまりをや。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)