“詰(つづ)” の例文
輪に吹き、山に吹き、雲に吹く濃き色のうちには、立ち掛けた腰を据(す)え直して、クレオパトラと自分の間隔を少しでも詰(つづ)める便(たより)が出来んとも限らぬ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
詰(つづ)めて云うと、一は我から非我へ移る態度で、一は非我から我へ移る態度であります。一は非我が主、我が賓(ひん)という態度で、一は我が主、非我が賓と云う態度とも云えます。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)