討首うちくび)” の例文
「三人ともに討首うちくびになったということは聞きましたが、その後のことは聞きません、まさかここに来ている仏頂寺殿が、その仏生寺殿の生れかわりであろうとも思われませんが……」
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あつ饗應もてなしたり又郡奉行伊藤伴右衞門は討首うちくび川崎金右衞門小野寺源兵衞の二人は帶刀たいたう取上領内かまひの由夫々領主へ申付られけりかくて翌年一週忌しうきあたる頃は上臺憑司昌次郎うつせみ伊藤伴右衞門とかの馬丁等まごとうと惡人たりとも刀下たうかおにとなりしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)